日本学術会議委員の任命拒否問題をめぐり、岩上安身がインタビューを行った、立命館大学松宮孝明教授や、小原隆治早稲田大学教授は、菅総理が憲法15条の「国民の固有の権利」を任命拒否の根拠とすることを、憲法悪用の独裁への道と批判している。
- 日本学術会議任命拒否問題 菅総理はナチスの授権法の代わりに憲法15条を悪用して独裁を行なっている! その先には軍事研究への誘導がある! 岩上安身によるインタビュー 第1012回 ゲスト立命館大学大学院法務研究科教授・松宮孝明氏 2020.10.13
- 日本学術会議任命拒否問題 憲法15条の悪用による独裁への道!デマで日本学術会議を叩く菅政権でこの先日本はどこまで堕ちるのか!? 岩上安身によるインタビュー 第1014回 ゲスト 早稲田大学政治経済学術院教授小原隆治氏 2020.10.16
「憲法悪用による独裁への道」という批判は、問題発覚後まもない時期、菅総理を擁護した橋下徹元大阪府知事に対する、元日本弁護士連合会会長の宇都宮健児弁護士による批判の論点でもある。
IWJが直撃取材を行った宇都宮健児弁護士は、橋下氏の主張に徹反論し、橋下氏は「三権分立とか民主主義がまったくわかってない」「菅首相も同じ」と厳しく批判した。さらに、菅政権の目的は「日本学術会議そのものを解体、変質させ」「軍事研究とか軍需産業を国内で発展させること」にあると断じた。
憲民主党の小西洋之参議院議員による、日本学術会議法に関する国会想定問答集を踏まえた検証等もあわせてご紹介する。
民主国家として、軍国への傾斜の分水嶺とも目される論議の詳細をぜひ御覧いただきたい!!