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Channel: 橋下徹 – IWJ Independent Web Journal
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橋下徹氏のスラップ訴訟!「請求原因は世界一ちっぽけでギネスものだが言論の自由への侵害はきわめて大きい」IWJ岩上安身が「日本にも反スラップ法が必要」と外国特派員協会で訴え!

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 「ワン・リツイートというちっぽけな請求原因で、これほど社会的にも、国際的にも大きな影響をもたらす裁判はない。これはスラップ訴訟とソーシャルメディアの問題が交差した重要なケースだ」

 昨年10月、ツイッターのタイムラインで目についたツイートをリツイートした岩上安身は、1ヵ月以上経過した12月に突然、元大阪府知事で弁護士の橋下徹氏から名誉毀損で訴えられた。岩上安身はこの訴訟について、海外メディア向けに会見を行い、上記のように語った。

 2018年2月2日(金)15時より東京都千代田区の日本外国特派員協会にて、IWJ代表でジャーナリストの岩上安身が「リツイート行為に対する名誉毀損損害賠償請求事件」についての記者会見を行った。会見には、弁護士の梓澤和幸氏、坂仁根(さか・ひとね)氏が同席した。1月22日の司法記者クラブ、自由報道協会に続いて、この件では三度目の記者会見となる。

▲日本外国特派員協会での記者会見の様子

 岩上安身は、「コミュニケーションの自由に関わる問題。すべての市民が意見を表明したり、問題を提起したりする自由を阻害するものだ」と指摘。その上で、コミュニケーション行為を一切省いた今回の橋下氏の提訴に対し、遺憾の意を表明した。

 ツイッターというソーシャルメディアの中では、緊急的なものや予防的措置など、さまざまな問題提起のためにリツイートが行われる自由がある。また、リツイートは必ずしも元ツイートへの同意を意味していない。

 「ツイートにもリツイートにも、たくさんの可能性がある。ツイート内容に不満がある人や別の情報を持っている人は(ネット上で)話し合いができるし、訂正もすぐに可能。この相互作用がとても重要だ」と岩上安身は語り、その言論空間を恫喝的な訴訟によって萎縮させることはあってはならない、と述べた。

 坂弁護士は、「この訴訟は岩上氏を経済的、肉体的に疲弊させるスラップ訴訟だと考えている。大阪で裁判を起こされた(大阪へ出向かなくてはいけない)が、当事者間の公平を保つため、東京への移送を申し立てた」と説明した。

 岩上安身は、「日本には、反スラップ法を制定する機運はほとんどない。スラップ問題を広くみんなで考える必要がある。公共性を持った問題として、こちらから再提起していく」と表明した。


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