Quantcast
Channel: 橋下徹 – IWJ Independent Web Journal
Viewing all articles
Browse latest Browse all 156

台風20号接近による暴風雨が予想されたにもかかわらず、多くの市民が傍聴席にかけつけた!橋下徹氏による岩上安身へのスラップ訴訟・第三回口頭弁論と報告集会

$
0
0

 8月23日午前11時より、橋下徹氏による岩上安身へのスラップ訴訟の第三回口頭弁論が、大阪地裁第1010号法廷においておこなわれた。

 この日に先立つ8月13日に岩上安身は、不当なスラップ訴訟による損害賠償を求めて、橋下徹氏に対する反訴を提起している。したがって今後は岩上安身は、橋下氏からのスラップ訴訟(本訴)においては被告であり、岩上安身が提起した反訴においては、反訴原告という立場となる。少しわかりにくいが、これから先は本訴と反訴が、ひとつの法廷で同時進行するという形になる。

 反訴提起後、初の法廷となるこの日は、反訴原告である岩上安身の代理人として、坂仁根弁護士が反訴状の要旨を陳述した。

 坂弁護士は、橋下氏が真摯に名誉回復を求めるならば、真っ先に問題にするべきは元ツイートであるのに、それは放置したまま、リツイートした岩上安身だけを狙って提訴したことから、「橋下氏の目的が名誉回復にあるのではなく、岩上氏を威嚇し、その表現行為を抑圧することにあったことは明らか」であると述べた。

 また、元ツイートの「(府知事時代の橋下氏が職員を)自殺に追い込んだ」という表現内容は、2011年当時に週刊文春などの雑誌や新聞広告で広く流布されて周知の事実となっており、「本件リツイートが自身の社会的評価を低下させないことを橋下氏はじゅうぶんに知っていた」と述べた。そして、「橋下氏の提訴が、スラップとして不法行為となり違法」であり、橋下氏の提訴により多大な損害を被った岩上安身の請求は「当然に認められるべき」と締めくくった。

 元ツイートの真実性・真実相当性を証明する証拠の中には、下記記事のように、ネット上に公開され、誰もが読めるものも数多く存在している。

 これらの出版物に関して、執筆者や出版社に対して「橋下氏は、岩上さんにおこなったのと同様の損害賠償請求を提起したことがあるのか」と、西晃弁護士が、原告側の松隈弁護士に事実確認を求める一幕もあった。松隈弁護士は「提訴云々の話ですか?」と聞き返した上で、「しておりません」と明確に答えた。

 この日の大阪は台風20号の接近により、大荒れの天気となることが予想されたが、前回、前々回に引き続き、多くの市民が傍聴にかけつけた。大阪弁護士会館に場所を移しておこなわれた報告集会も、熱気に包まれたものとなった。

 第三回口頭弁論後の報告集会については、動画の準備ができしだいアーカイブにアップするので、もうしばらく、お待ちいただきたい。

 この裁判の裁判費用は、今後裁判が続くにつれ、ますます膨らんでいくと思われる。この不当な裁判を起こされて時間を取られ、経済的にもコストがかかっており、その分、IWJの経営にも、岩上安身の体調にも、確実にマイナスの負担がかかっている。

 岩上安身はジャーナリスト、編集長、経営者としての日々の激務に全力で取り組みながら、言論の自由を守るための裁判を今まさに闘っている。次回の口頭弁論は10月11日に決定した。これからもこの裁判への、ますますの注目を訴えたい。

 なお、第一回、第二回の口頭弁論後の報告集会については下記の動画記事をご覧いただきたい。


Viewing all articles
Browse latest Browse all 156

Latest Images

Trending Articles





Latest Images