北方四島ビザなし交流の訪問団の一員として国後島を訪問に同行した丸山穂高衆院議員が、5月11日夜、酒に酔って北方領土を取り返すには「戦争しないとどうしようもなくないですか」との発言を口にした。このニュースが流れた時、すぐに思い出したのが維新創業者の橋下徹・元大阪市長の「行儀見習い」発言だ。
維新(当時・維新の党)が大阪組(当時・おおさか維新の会)と非大阪組(後に民主党と合流し、民進党へ)に分裂する約3ヶ月前の2015年7月、産経新聞は「橋下氏『行儀見習いさせます』 自身を批判の維新衆院議員」と題して次のように報じた。
「発端は、丸山氏が(2015年7月)6日の記者会見で、橋下氏との関係について『ツイッターでけんかするくらい(の仲)』と答えたこと。安全保障関連法案の対案作りに関わった丸山氏は6月、安保問題で積極的に発信する橋下氏をツイッターで『言うだけなら、ただの評論家』と批判した。
橋下氏は9日のメールで『(4月の)統一地方選挙で初当選した新人より、たかが2年ちょっとだけ早く政治家になったに過ぎない新人』と丸山氏を切り捨て、『(大阪)維新の会で行儀見習いをさせます』と“再教育”を宣言した」
- 橋下氏「行儀見習いさせます」 自身を批判の維新衆院議員(産経新聞WEST、2015年7月11日)
この行儀見習い(再教育)の前後で、丸山氏は劇的な変化をとげていた。